株式会社松屋様
食品衛生管理アプリで、売場の
状況確認・指示対応を迅速化
アプリを活用した業務改善の輪を広げ、
HACCP管理対応への足がかりを築く
株式会社松屋は、創業150年を超える老舗百貨店。暮らしにおけるさまざまな課題や要望に対し、優れたデザインで応える「デザインの松屋」として顧客ロイヤルティの向上に磨きをかけている。
同社ではデジタル化による効率化・生産性向上、業務改善に取り組んでおり、その一環としてPlatioを導入。
食品表示シール※の記載ミス削減や確認業務を効率化するために、食品表示チェックアプリの作成に着手した。

※食品表示法に則り、消費期限やアレルギー等の情報が
記載されたシール
事例のポイント
Platioで衛生管理のための食品表示チェックアプリのプロトタイプを2日で作成。売場の要望に応じた修正期間を含めても5日でアプリを完成させ、現場に導入した。
アプリで売場担当が食品表示シールを撮影・共有すると、衛生管理者にプッシュ通知が送られる。衛生管理者は報告内容をすぐにチェックし、記載ミスがあればアプリ上で修正・指示を行う。対応状況もアプリで共有されるため、場所を選ばず、売場状況の確認が可能になった。
課題・目的
- 食品表示シールの記載ミス発生の削減と、確認対応の工数を削減したい
- 売場に赴かなくても記載内容の確認や修正指示を行いたい
- 紙での履歴管理をやめ、データとしていつでも閲覧・分析したい
導入効果
- 売場と衛生管理者間のやりとりがリモート化され、プッシュ通知により管理業務が迅速化
- 現場へ赴く負担や現場の対応待ちの工数を大幅削減
- 約30名の関係者が手軽に情報を閲覧、分析や知識定着が進みミスが減少
- 新しい生活様式への対応である、非接触での業務対応が推進された
作成したアプリ画面と利用イメージ
アプリ活用の様子

各テナントが食品表示シールを台帳に貼付け

売場担当が台帳を撮影しタブレットで報告

衛生管理者にプッシュ通知が届き報告を確認

報告一覧はブラウザからも確認できる
Platio選定ポイント
- 他のツールに比べて汎用性があり、アプリの作成が簡単
- 自社用にカスタマイズでき、運用開始後の微調整も容易に行える
- IDの追加も比較的安価で、ユーザー数の増減に柔軟に対応できる
- なによりも操作がシンプルでわかりやすい
ユーザーのひと言
Platioを導入したことで、リモート且つ非接触で衛生管理情報を確認できるようになり、どこにいてもスムーズに開店前のチェックを進められるようになりました。また、これまで浅草店の衛生管理は、現地への移動工数がかかるため月数回の確認に留まっていたのですが、アプリで毎日チェックできるようになり、衛生管理の品質が全店で均質化されました。
営業一部付 課長補佐 食品 品質管理・衛生担当 深澤 泰樹 氏
Platioはノーコードでアプリが作れるため「開発」という感じがなく、項目や設定を編集するだけで思い通りのアプリを作れました。「プッシュ通知が欲しい」といった利用者の意見をアプリにすぐに反映できるのも良かったです。今後はマニュアルを配布して現場が自ら欲しいアプリを作って業務改善できるような取り組みも検討したいと思っています。
経営企画部システム課デジタル戦略チーム 専任係長 長部 良佑 氏
今後の取り組みに対するコメント
今回の食品表示チェックアプリの活用は、2021年6月に完全義務化されるHACCPに沿った衛生管理をデジタル化するためのモデルケースになりました。今後はHACCP対応管理用のアプリを作成し、他の社内業務に関してもPlatioを活用した業務改善の輪を広げていきたいと思います。
株式会社松屋 |
所在地 |
東京都中央区銀座3丁目6番1号 |
会社概要 |
銀座・浅草で店舗を展開する老舗百貨店。それぞれの立地特性を活かした営業活動を行う。銀座店は個性的な百貨店としてさらなる進化を目指す。また、飲食業・ビル総合サービス及び広告業など百貨店事業を中核に据えたグループ経営を推進。
|
従業員数 |
599人(2020年8月時点) |
導入時期 |
2020年4月 |
U R L |
https://www.matsuya.com/ginza/ |
Platio導入事例集
Platioの導入事例をひとつにまとめました。小売業やサービス業、医療法人まで幅広い事例を掲載しています。導入背景や課題、どんなアプリを活用して効果を上げたのか、導入担当者の声も交えてご紹介しています。
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