2020年6月現在、日本では新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が解除され、徐々に経済活動は再開に向かっています。しかしそれは昔に戻ったわけではありません。私たち、そして企業にとっては感染予防を徹底した「新しい生活様式(ニューノーマル)」への取り組みが求められています。
そこでPlatioでは、このwithコロナ時代の新しい生活様式で使える全10種のミニアプリをセットにした「新しい生活様式アプリ」のテンプレートをリリースしました。Platioとは、テンプレートを選んで設定するだけで自社向けの業務アプリが作れるモバイルアプリ作成ツールです。「新しい生活様式アプリ」は、多くの企業で実施しているテレワークの継続や、職場の安全衛生の徹底といった対策を支援するアプリで、モバイルアプリならではの利点を活かし、上司と部下が離れ離れになっていても業務が停滞せず、スムーズにコミュニケーションが取れる機能が多く盛り込まれています。
この記事では早速、各アプリの特徴やポイントと、使ってみた感想、自社での利用時の工夫ポイントについてレポートしていきたいと思います!
まずはこの「新しい生活様式」テンプレート全体の特長を4つ紹介していきます。
新しい生活様式アプリ」のテンプレートには、勤怠から日報、感染防止チェックなどの10種ミニアプリがセットになっています。テンプレートを選んでユーザーを追加するだけで、すぐに10種のミニアプリを利用することができます。
特定の業種や業態でなければ活用場面がないテンプレートとは違い、中小企業から大企業まで、サービス業から建設業まで、あらゆる会社にとって役に立つこと間違いなしです。特に支社や支店が多い企業やテレワークを継続している企業にとっては言うまでもなく、導入マストといえるでしょう。
Platioはカスタマイズが容易で、誰でも自社に合わせた項目に変更することが可能です。システム部門以外の方/ITに不慣れな方でも問題ありません。
職場の衛生管理、リモートワークでのコミュニケーション改善といった現場管理者の普遍的課題を解決できるPlatioの特長を活かしたアプリばかりなので、決してwithコロナの対応だけに役立つ一過性のテンプレートではありません。企業全体で末永く使えるアプリになるでしょう。
このように、どの企業も今すぐ導入して損はないテンプレートとなっています。
続いて10種ある各ミニアプリそれぞれの概要と、簡単にカスタマイズできるポイントについて簡単に紹介していきたいと思います。
テレワーク時代に最適なスマートな勤怠連絡を実現します。どこにいてもスマホから簡単に報告でき、色分けして表示されるので管理者は一覧で部下の勤怠を把握できます。データは蓄積され、後からExcelでダウンロードすることも可能です。
工夫ポイント:勤怠形式と理由は自社にあったものにカスタマイズして使いましょう。
自社で保存している勤務管理表に項目を合わせると、Excelでエクスポートした時にそのままデータを使えるので更に便利です。
少し前にリリースされた「検温アプリ」を引き継いだものです。今やどの事業所でも毎朝の検温と報告が必須になっていると思いますが、このアプリを使えば従業員が朝の忙しい時間どこにいてもスマホから素早く報告できます。熱があると通知が飛ぶので、管理者が部下の健康を素早く把握することも可能です。
その名の通り、自撮りで1日の仕事内容や成果を録画し、報告するアプリです。部下の顔が見えなくて心配な管理者のアイディアから生まれました。新しい生活様式では実はこれが一押しです!
テレワークでなかなか顔を合わせる機会が減るなか、文章の報告だけでは伝わりにくい雰囲気を把握できるので、新しい報告形態として注目されること間違いありません。年配社員には抵抗があるかもしれないので、新入社員などをターゲットにしてみるのがよいと思います。
Platioでは既にお馴染みの日報アプリですが、これは一味違って、感染症対策用に「誰と対面接触したか」の報告を盛り込んでいます。万一社内から感染者が発生した場合、行動履歴と接触履歴を追う重要なエビデンスになります。
各事業所で衛生管理者が、感染症の予防のための安全衛生対策に取り組んでいるかどうかをチェックするアプリです。厚生労働省「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト」を参考にしたチェック項目が揃っていますが、もちろん各企業や職場で決められた指針やローカルルールがあれば、その項目を付け加えて使うのがベストです。
感染防止周知チェックに基づいて、職場で感染防止策が実施されているかどうかをチェックできるアプリです。
感染防止周知チェックと同様、各企業によって示されたルール/指針に従って項目を変更することが可能です。
工夫ポイント:職場単位ではなく各個人が感染予防を徹底しているかどうかをチェックするアプリとして利用するのも効果的かもしれません。
感染防止に必要とされる衛生用品の在庫状況を報告できるアプリです。今までもPlatioでは備品棚卸のテンプレートが用意されていましたが、マスクや消毒液等の衛生用品に特化したものになります。カスタマイズすれば文房具や掃除用具など何でも追加することができますが、それ
工夫ポイント:「プッシュ通知」を設定して総務担当者に通知するようにすると更に便利になるでしょう。
テレワークが増えると困るのが、会社に届いた荷物の受取りです。出勤数を極端に絞った日に多くの荷物が届いてしまった場合、出社した人は各社員への連絡だけで相当な労力を費やしてしまいます。このアプリを使えば、荷物の写真を撮って宛先を選ぶだけで、社員がどこにいても荷物が届いたことがプッシュ通知されます。フロアが広い会社では、たとえ受取人がオフィスにいてもこれを使った方が便利かもしれないですね。
Platio初期からの定番アプリといえるグルメマップのニューバージョンで、今の時代にふさわしく、店内の感染対策やデリバリーテイクアウト対応有無もチェックできるものです。
工夫ポイント:店内の混雑度スライダーをつけるといいかもしれません。また視点を変えて、ドラッグストア、スーパーにおけるマスクや消毒液の在庫情報共有アプリにしてみても活用できそうです。
新しい生活様式への対応にあたり、社員が課題や要望を登録、労務管理者が確認するという単純な仕組みなのですが、これが実は非常に役立ちます。自撮りビデオ日報に次ぐ注目アプリといえるでしょう。新しい生活様式に伴う環境変化は従業員に様々なストレスをもたらします。それらの相談事は、家庭の事情や健康問題などデリケートな内容を含むので、管理者しか見られないこのような場を設けることで、従業員のメンタルケアに繋がります。テレワーク時代の円滑な職場作りにおいて重要だといえます。
今回リリースされた新しい生活様式テンプレートのアプリを一通り使って思ったのは、「懐の深さ」でした。Platio特有のカスタマイズ性もその一因ですが、テレワークで働く人も出社して働く人も、またその管理者にとっても、全員役に立つツールといえます。新しい生活様式と銘打たれてはいますが、特定のスタンダードを押し付けて職場を窮屈にするアプリではなく、それぞれの企業がそれぞれのルール、指針、方針に準じて柔軟に運用できるプラットフォームなのが最大の利点でしょう。自撮り日報やグルメマップなど息抜き、ユーモアも交えて新時代のコミュニケーションを活性化でき、長く使い続けられるテンプレートではないでしょうか。「うちはもうコロナ対策は完璧にやっている」という企業の方も、今すぐ試してみて損はないと思います。
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