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車両点検アプリで日常点検や管理業務を効率化しよう

バス、トラック、建設機械など、事業用車両の安全な運行に欠かせないのが、毎日の日常点検です。重要性や必要性は分かっていても、毎日行う業務だからこそ時間をあまり割かずに効率化したいですよね。

もし点検のチェックと報告を紙で行っており、その集計や保管といった作業に手を煩わせているのであれば、モバイルアプリを使って効率化することができます。

この記事では、車両点検のアプリ化について、実際の事例を交えて紹介していきましょう。

車両点検アプリで日常点検や管理業務を効率化しよう

1. 車両点検の必要性と概要

トラック、バス、タクシーなど事業用自動車はマイカーと違い、多くの人や物を運搬し、顧客の大切な命や荷物を預かるという役目があるため、このような毎日の点検と記録保管が必要になっています。万が一事故を起こした際の、公共性、社会的影響が大きいことから、事業社が業務において車両を使う際は、1日1回、運行前の日常点検が法律で義務付けられています。

【項目】 オイルの量、タイヤの空気圧、ブレーキの効き具合など(※1)。

また、フォークリフト、ブルドーザーなどのいわゆる「車両系建設機械」も同様で、その日の作業を開始する前に、点検を行わなければならないとされています。

【項目】 操縦装置、荷役装置、制動装置の異常有無など(※2)。

こうした点検の記録は車両1台ごとに保管が義務付けられており、その期間はトラックやバス、タクシーなどでは1年間、車両系建設機械は3年間となっています。フォーマットに指定はありません。

2. 車両点検を紙で行う場合のデメリット

車両の日常点検は、毎日始業の際、もしくは始業の前に行うのが一般的で、朝礼と合わせて実施している現場がほとんどです。その際、点検の記録・報告の多くは「紙」が用いられています。

紙での車両点検が定着している理由としては、「以前からずっとそうだから」という慣習の問題が大きいほか、車両点検が屋外で行われることが多いため「パソコンが近くにないから」という事情もあります。

紙の運用が主流な理由

  • 以前からの慣習
  • 点検は現場で行うため、パソコンに入力できない

しかし、紙を運用した車両点検には多くのデメリットがあります。確かに点検結果の入力こそ手早く行えるものの、その正確性は人によってバラバラですし、記録票の回収や情報共有、保管といった運用面において非効率であり、かなりの負担と無駄を生んでいるのです。

紙運用のデメリット

  • 回収の手間、遅延 (特に車両が散らばっている場合など、タイムリーな回収ができない)
  • 入力精度が低い(記入漏れ、誤字脱字など)
  • 紙管理コストがかかる(保管スペースの確保や紛失リスク)
  • 検索ができない(過去情報を探すのが大変)

このため、車両点検を時短化、効率化するためには、紙を運用した報告や集計を見直し、デジタル化することが必要になってきます。

3. 車両点検をモバイルアプリでデジタル化するメリット

本記事で提案するのは、紙の代わりにモバイルアプリを使う方法です。モバイルアプリならば誰でも持っているスマホから操作できるので、パソコンが不得手なドライバーさんでも使いこなせます。場所を選ばず、点検結果をスマホに入力して送信するだけで、その場で報告が完結し、データは即時に社内共有されるので、紙を回収したり郵送したりする手間がかかりません。車両点検の運用が一気に効率化されること間違いなしといえるでしょう。

しかし、
モバイルアプリをどうやって導入すればよいのか?
やはり専門の知識が必要で、高額なのではないか?
と感じられる方も多いと思います。

そこで登場するのが、「ノーコードツール」です。ノーコードツールとはその名の通り、コード記述が不要、つまりプログラミングの知識が不要で、アプリが簡単に作れるツールのことです。自社業務にフィットしたオリジナルのモバイルアプリを短時間に作ることができるため、近年注目を集めています。

ノーコードツールは初期費用、月額費用を安く抑えられるのも特長で、中小企業にとっても導入が容易です。また、車両の種類に応じて異なる点検内容を盛り込むことが必要になる場合でも、アプリを容易に自社の仕様に合わせてカスタマイズすることができます。

このように、ノーコードツールを使って自社オリジナルのモバイルアプリを安価かつ素早く作成することが、車両点検業務の効率化、デジタル化におススメの方法となります。

4. 事例紹介

ノーコードツールで作ったモバイルアプリで車両点検を効率化した企業様の例を紹介します。

岡山県を中心に設備・土木関連の事業を広く展開する東備建設では、始業前に毎日行う点検の報告を紙からアプリ化したことで、点検漏れゼロを実現しました。アプリ導入前に比べ、導入後では以下のように運用が効率化されています。

アプリ導入以前(紙)

  • 点検用紙を現場担当者が回収日まで重機毎に保管
  • 月1回、各現場を回り丸1日かけて用紙を回収
  • 記入漏れの対応ができず、過去の点検状況の検索も困難

アプリ導入後

  • 現場担当者の書類管理負担を軽減
  • 点検報告をリアルタイムで確認、未報告者へ督促、記入漏れもその場で指摘することで防止
  • 点検用紙の回収業務、紙の管理工数がゼロに
点検アプリと確認アプリを使い分けて管理、現場担当者は点検内容をタップで簡単に報告、点検状況は一覧ですぐに確認できる

東備建設が作成した「重機点検報告アプリ」

詳しくはこちらをご覧ください。

 

送迎バスの運行管理業務を請け負っているエキスパートは、業務日報、車両点検、健康管理をそれぞれ紙で管理していましたが、内製でアプリを作成しペーパーレス化を実現しました。アプリ導入により、以下のような効率化が実現されています。

アプリ導入以前(紙)

  • 従業員は直行直帰型のため、会社は報告用紙を印刷して従業員に郵送、従業員は毎月報告用紙を会社に返送する必要があり、手間がかかっていた

アプリ導入後

  • 「報告書の印刷・郵送・返送」「報告書の管理・保管」「報告書の督促」といった業務プロセスが削減され、大幅に時短化された
点検アプリと確認アプリを使い分けて管理、現場担当者は点検内容をタップで簡単に報告、点検状況は一覧ですぐに確認できる

エキスパートが作成した3種類の業務アプリ

詳しくはこちらをご覧ください。

 

上記で紹介した東備建設、エキスパートが使用したノーコードツールが「Platio(プラティオ)」です。様々な業種の現場で使いやすいテンプレートが100種類以上用意されており、それに少し手を加えるだけで、自社の現場に即した使い勝手がいいアプリを簡単に作成することができます。オフライン入力にも対応しているので、電波が弱い場所でも安定して動作します。料金は月額2万円からで、初期費用は0円とすぐに使い始められる価格感もポイントです。

詳しくはPlatioのホームページをご覧ください。

5. まとめ

今回の記事では、事業用車両に必要な日常点検のデジタル化について取り上げてまいりました。紙で行っていた点検の記録と報告を、ノーコードツールで作成したモバイルアプリを使った運用に変えることで、大幅に時短化、効率化することが可能になります。
本記事で紹介したPlatioをはじめ、ノーコードツールは車両点検以外にも様々なアプリを作ることができます。もし現場で他にも毎日行っている点検があれば(アルコール呼気チェックや、エレベーターの点検など)、同じようにアプリ化することで、ますます会社全体の業務を効率化することができるでしょう。
Platioは無料トライアルも可能ですので、まずは使って試してみることをおススメします。

           

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