みなさん、こんにちは。プロダクトマーケティング部のタクミンです。
今回の記事では、IT初心者であるタクミンがPlatio Connect(プラティオ コネクト)でアプリの開発からビジネスチャットツール「Slack」とのデータ連携に挑戦し、アプリの作成方法や機能、データ連携の方法について解説したいと思います!
まず、はじめにPlatio Connectとは現場の業務で使えるモバイルアプリの作成・活用からデータ連携までをノーコードで実現できるクラウドサービスです。Platio Connectには現場業務に合った100種類以上のアプリテンプレートが用意されていますが、今回はテンプレートを使わずにいちからアプリ開発に挑戦しました。今回。作成した業務アプリは「工場改善報告アプリ」です。早速、アプリの内容について紹介していきたいと思います!
「工場改善報告アプリ」は、各施設の改善要望のアイディアや改善状況を共有するアプリです。情報入力画面は以下のように設定しました。
アプリを開くとまず、工場改善報告の情報を入力する画面が表示されます。上から順に、項目をタップして入力していきます。
一通り項目を入力し、レコードを登録するとこのように表示されます。
「施設名」項目は別データポケットに登録しているレコードから選択が可能です。
「施設名」項目では以下のように登録した情報からの選択が可能です。
報告した改善要望の対応が完了した場合は「スイッチ」をオンにして対応完了日も登録します。
レコード一覧画面で、対応状況が分かるように設定を行いました。
続いて、Platio Studioでの「工場改善報告アプリ」の作成方法を紹介します。今回はテンプレートを利用せずに、空のミニアプリ作成からアプリ開発を行いました。まず、Platio Studioにログインし、その後の手順を追って解説します。
次にアプリ名の登録し、アプリの内容を設定していきます。
フィールドを追加する際は、上記のようによく使われるフィールドが上に表示されるので、追加したい機能を探しやすく、アプリ作成にとても役立つと思います!機能の追加や削除、項目の入れ替えなどのアプリの改修も簡単に行えるので、使ってみたい機能を探してみてください。
「工場改善報告アプリ」はこのように設定しています。
「施設名」の項目はレコード選択フィールドを設定しました。
【Platio Studioデータポケット詳細画面】
レコード選択フィールドを使用するためには、別データポケットを準備する必要があります。今回は施設名と地図を登録する「工場施設管理」データポケットを設定しました。
「レコード選択」フィールドを追加すると、上記で設定したデータポケットが選択肢として設定されます。
レコード選択フィールドを選択することで、施設に追加や変更があった場合、Platio Studioでの修正や更新ではなく、工場施設管理データポケットに登録することで自動的に選択肢が反映されるようになります。
「工場改善報告アプリ」の概要はこのようになりました。
以上で、アプリの一通り設定を完了したので、Platio Studio右上にある「保存」「配布」を選択するとアプリを利用できるようになります。
最後にPlatio Connectで利用可能なデータ連携について紹介したいと思います。Platio Connectを利用すれば、データ連携もアプリ作成同様にノーコードで簡単に行えます!今回は作成した「工場改善報告アプリ」とビジネスチャットツール「Slack」を連携してみました。Slackを利用している場合、「工場改善報告アプリ」で登録される情報をSlack上で確認したいときはありませんか?Slackに登録した情報を通知、投稿するとSlack上でチャットでのやりとりも可能になります。Platio Connectを利用するとこれらがノーコードで簡単に実現できます!
今回は、「工場改善報告アプリ」に登録された以下の情報をSlackに投稿したいと思います。
工場改善報告アプリに登録するユーザー情報をSlackのメンバーIDに設定することで、Slack上にメッセージを投稿する際に、ユーザーがメンションされるように変換してメッセージが投稿されます。
作成したフローはこのようになりました。アイコンを並べるだけで簡単にPlatioで作成したアプリの情報をSlackに投稿することができます。
マッパーと呼ばれるコンポーネントを利用してメッセージの内容は以下のように設定しました。
マッパーコンポーネントではユーザー名をSlack上にメンションされる形に変換したり、一つの文字列としてメッセージを投稿されるように設定したりすることができます。
このフローを実行すると、Slackに以下のように投稿されます。
このようにPlatio Connectを活用すれば、作成したアプリとSlackを簡単にデータ連携することが可能になります。また、Platio ConnectではSlackだけでなく豊富なシステムとのデータ連携が可能ですので、詳しくはこちらをぜひご覧ください!
今回はアプリの開発からデータ連携までを挑戦しましたが、どちらもノーコードで開発できたため、IT初心者のタクミンでも短時間での開発を実現できました。現場の業務をアプリ化することによって業務効率化しただけでなく、データ連携まで行えるとデータの分析や活用が可能になり、さらなるDX推進を目指すことができます。みなさんの現場の課題もPlatio Connectで効率的に解決してみませんか?
次回もお楽しみに!
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