2020年11月11日~12日に開催されたオンライン展示会「ITトレンドEXPO」で、アステリアでは「業務改善とDX推進を加速させる“内製化”と“ノーコードツール”」と題して当社エバンジェリストの奥が講演を行いました。
DX推進の着手を手助けするキーワードとして「内製化」と「ノーコード」を取り上げ、これらを実現するためのツールとしてモバイルアプリ作成ツール「Platio」とデータ連携ツール「ASTERIA Warp」を紹介しました。
今回は多くの方にご視聴いただき好評いただいたセミナーをレポート形式にてお届けします。
経済産業省のDXレポートにより「2025年の崖」について警告されています。この「2025年の崖」は、複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムが残ってしまった場合、国際競争の遅れや日本の経済停滞の可能性があることを示唆しています。さらに、深刻なI T人材不足やデジタル化されていないデータが企業の国際競争力を減速させ、2025年以降、最大で年12兆円(現在の3倍)の経済損失が生じると推定されています。こういった状況を解決するために、企業は早急な企業改善とD X推進が必要となります。
DX推進で必要なのは、企業内でコントロールできるIT活用です。そのためには、システムの内製化や非エンジニアでも業務改善に役立つシステムを構築できる仕組みが重要であると考えます。
システムを内製化するメリットは、利用するシステムを企業内で構築することで既存システムの掌握やコストの最適化、ノウハウの蓄積が図れることです。さらに、ノーコードツールを活用することで誰もがシステムを内製化でき、IT人材不足の解消や品質の標準化が期待できます。
では、内製化やノーコードを取り入れてのDX推進とはどのように進めればよいのでしょうか。当社では3つのフェーズに分けられると考えています。ここでは最初のフェーズに注目して見ていきましょう。最初のフェーズは、これまで手が届きにくかった業務プロセスをITの力で改善および強化することです。
DX推進の過程では、既存の業務プロセスの改善が最初に必要だと考えますが、実際は、現場業務にはシステムの手が届きにくく、メールや紙でのやり取りなどが多く行われている現状があります。そこで紹介したいのがモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」です。Platioは誰でも簡単にノーコードで現場に合った業務アプリを作れるサービスです。120種類のテンプレートから自分たちが使いたいものを選んで設定するだけでアプリが作れ、データはリアルタイムに関係者に共有されます。これまで手が届きにくかった業務のシステム化をすぐに実現し、アナログな情報管理から脱却することができます。
現場の業務プロセスを改善・強化ができた次のフェーズは、業務の自動化です。例えばアプリに入力されたデータからレポートを自動で抽出したり、自動通知を送ったり。ここでは当社の「ASTERIA Warp」が活躍します。ASTERIA Warpとは、企業内の様々なシステム・データを“ノーコード”で連携できる国内シェアNo.1の「データ連携・自動化ツール」で、様々な業務の自動化を推進できます。
そして最後に、AI技術やIoTといった最新技術を駆使し、企業が推し進めるビジネスの成長・創出・柔軟な改変を促す仕組みを構築するフェーズに移行できるのです。
DX推進は今後の事業継続・拡大においては避けられない至上命題になると考えられます。そのためにはまずは現場業務のシステム化が非常に重要となります。「Platio」を使って現場業務をアプリ化し、DX推進の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
また、当日は多くのお客様にご視聴いただき、盛況のうちに終了することができました。ご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。視聴したかったが予定が合わなかった、もっと詳しく知りたい、そんな方々のためにセミナーやデモも承っております。ぜひこちらからお問い合わせ下さい。