みなさん、こんにちは。プロダクトマーケティング部のタクミンです。
今回の記事では、IT初心者であるタクミンがPlatio(プラティオ)でアプリ開発に挑戦し、実際に開発したアプリの機能や作成のポイントを解説していきたいと思います!
はじめにPlatioとは、誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービスです。Platioには現場業務に合った100種類以上のアプリテンプレートが用意されていますが、今回は、テンプレートを使わずに、いちからアプリを開発しました。作成したのは「読書記録アプリ」です。早速、作成したアプリの中身を見ていきましょう。
アプリ作成にかかった時間はたったの1時間!ノーコードで開発できるので、IT初心者でも簡単にアプリを作成できます。テンプレートを利用すればさらに開発時間を短縮できます。テンプレートの一覧はこちらをご覧ください。
「読書記録アプリ」は名前の通り、読んだ本を記録していくアプリで、情報を登録すると一覧で登録したレコードを確認できます。さらに、複数人でアプリを共有して使うことで、他の人が読んだ本の情報を確認、また通知を送って本をお勧めすることもできます。詳しい機能の詳細は以下で解説します。
まず、こちらは本の情報を入力する画面です。上から順に、項目をタップして入力していきます。
一通り項目を入力するとこのようになります。入力が完了したら右下のチェックボタンをクリックして、レコードを登録します。すると、一番下の「書籍をおススメする」フィールドで選択した「user2」のデバイスには以下のような通知が来ています。
読書記録アプリを利用している他ユーザーに対して、読んだ本をラクにおすすめすることができます!通知に関する細かな設定方法は後ほど解説します。
登録したレコードの一覧はこのように表示されます。表紙写真・タイトル・著者・値段・日付・ユーザーを一覧で確認できるようにしました。
また、ソートの設定もしていますので、日付・ユーザー・著者の順で並び替えも可能です。
【おまけ】
さらに、ユーザーごとの書籍購買額を集計して表示する別のデータポケットも作成しました!「集計」フィールドを利用してユーザーごとに「書籍の値段」に登録された金額を計算しています。読書家はどれぐらい本に投資しているのか把握できるなど、蓄積が目に見えると情報登録が面白くなると思い、作成しました。
続いて、実際にPlatio Studioでアプリを作成した方法について紹介します。今回は、テンプレートを利用せずに空のミニアプリ作成からアプリ開発を行いました。手順を追って解説します。
Platio Studioにログインし、ミニアプリの作成を行います。左下の「空のミニアプリを作成する」を選択します。ミニアプリの名前を入力して右下の「作成」をクリックします。
続いてデータポケットの中身を設定していきます。画面中央の「データポケットを追加」をクリックすると、フィールドを追加するページに進みます。デフォルトでは、「名前」「画像」フィールドがあらかじめ設定されています。
「+」ボタンをクリックし、必要なフィールドを追加していきます。以下が完成したミニアプリの概要です。今回は、「プッシュ通知」フィールドの設定方法について詳しく解説します!
Platio Studioの右側のメニューから「ミニアプリの概要」をクリックすると一覧で確認することができます。
通知フィールドのプロパティでは送信される通知の「タイトル」「本文」を設定できます。今回は以下のように設定を行いました。
タイトルには「☆新しい書籍情報が登録されました☆」、本文には「${ c97c4fc8 /* 本のタイトル */ }を読んでみませんか?」と入力しています。本文ではPlatio式テンプレートを活用し、登録された情報に合わせて「${ c97c4fc8 /* 本のタイトル */ }」の部分を置き換えることができます。Platio式テンプレートに関してはこちらをご参照ください。
通知フィールドを含む自動化カテゴリーの機能紹介ブログもありますので、ぜひ参考にしてください!
また、「読書記録アプリ」では、一覧シーンのカスタマイズも行いました。一覧シーンもPlatio Studioから設定ができます。
赤枠の右上にある設定ボタンを選択し、「表示フォーマット」から「カスタム」を選択します。「レイアウトを編集」をクリックし、お好みの設定を行い、右側の「割り当て」でそれぞれのフィールドを選択しました。
これで、アプリの一通りの設定は完了しました。Platio Studioの右上の「保存」「配布」を順に選択し、ユーザーを追加すると、Platioアプリでの利用が可能になります。
今回作成した「読書記録アプリ」はテンプレートを使わずに作成しましたが、1時間程度で完成しました。Platioならではの機能である、通知機能や別データポケットで集計機能を活用することをこのアプリのポイントとして作成してみました。簡単に情報を入力できるところや、自動で登録した情報を通知、数値を集計できるといった、Platioの強みを活かしたアプリを作れたのではないかと思います。みなさんも、アイデアを簡単にアプリ化できたり、好みのアプリ画面にカスタマイズしたりできるPlatioを1度体験してみてはいかがでしょうか?Platioでは定期的に体験セミナーを行っていますので、ぜひ興味がある方は申し込んでみてくださいね!
次回もお楽しみに!
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