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社内向けアプリ開発の期間と流れを解説|おすすめの開発方法もご紹介

アプリ開発の期間と流れ|期間が長くなる理由と予定通りに進める方法

スマートフォンが普及し、日常生活の様々な場面でアプリが使われるようになった昨今。ビジネスにおいては、例えばカレンダーアプリの「TimeTree(タイムツリー)」や、タスク・スケジュール管理などの多機能アプリ「Notion(ノーション)」のような便利なアプリは、企業の業務効率化ツールとしても活用されています。社内向けの業務効率化ツールとしてアプリの導入を検討されている企業担当者の中には、初めてのアプリ開発でどのくらいの期間がかかるのか、また開発から導入までの流れが分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、社内向けの業務効率化ツールとしてアプリの導入を検討されている方向けに、アプリ開発の基礎知識を解説するとともに、おすすめのアプリ開発方法や事例をご紹介します。

アプリ開発にかかる期間と開発の流れ

ここでは、日常的によく使われている「モバイルアプリ」の開発方法についてご紹介します。モバイルアプリとは、アプリストアからインストールし、スマートフォン、タブレットなどのデバイス上で利用できるアプリを指します。モバイルアプリの活用はビジネスにおいても、集客や業務効率化に大きな効果があります。そのため様々な企業がアプリ開発に力を入れ始めています。

アプリ開発にかかる期間

アプリ開発にかかる期間は、開発するアプリの内容によって差があります。一般的には簡単な検索ツールなどで3ヶ月、ゲームなどの複雑なもので1年以上です。また、開発中にトラブルが発生すると想定以上の期間が必要になることもあります。

アプリ開発の流れ

アプリ開発は一般的に以下のような流れで進みます。

  1. 企画
  2. 設計
  3. 開発
  4. 実装
  5. テスト
  6. ストア申請・リリース

企画段階では課題を洗い出し、アプリでどのように解決するかなどの目的をはっきりさせるために、要件定義を行います。使う技術や開発の形態を決め、見積もりを出します。

設計、開発と進んだら、それぞれのコードが正しく動くのかテストが必要です。アプリストア経由で配布する場合は、ストアに申請を出し審査を受けた上でリリースします。

アプリ開発の2つの種類と必要な期間

アプリ開発には、主に「フルスクラッチ開発」と「ノーコード開発」の2種類があります。それぞれの特徴を紹介します。

フルスクラッチ開発

フルスクラッチ開発とは、アプリの機能を一から全て作る開発方法で、従来では、主流で使われていた開発方法です。オーダーメイドでアプリを作成できるため、高機能のアプリなど自社の要望にあったアプリを作成できます。プログラミングの知識が必要なため、社内のエンジニアやアプリ制作会社などに依頼して作成することが一般的です。

メリット

フルスクラッチ開発のメリットには以下のようなものがあります。

  • 自由度が高い
  • オリジナルのアプリを作成できる
  • 自社運用のため他社のサービスの影響を受けない

全ての機能を1から作るため、自社の要望に合わせた機能を自由に実装できるのがメリットです。他のシステムとの連携などもしやすく、理想通りのアプリを作成することができます。機能の追加や修正にも柔軟に対応しやすいです。
また、既存のサービスを利用しないため、提供元サービスが終了してアプリが使えなくなるというリスクがない点もメリットです。

デメリット

デメリットとしては、以下の点があげられます。

  • 開発のための専門知識が必要
  • 開発費が高く、開発期間も長い
  • OSのアップデート対応やメンテナンスの費用がかかる

専門知識のある技術者が必要なので、開発費が高くなります。また、一から全ての機能を作るため開発期間も長くなりがちです。その他、OSのアップデート対応やメンテナンスの度に技術者やアプリ制作会社に依頼する必要があるため、運用するための費用も発生します。

ノーコード開発

ノーコード開発とは、すでに開発済みの機能を組み合わせてアプリを作る開発方法です。プログラミングが不要なため、専門知識がなくても簡単にアプリを作成できます。

メリット

ノーコード開発のメリットには、以下のようなものがあります。

  • プログラミング不要でアプリを作成できる
  • 短期間で開発可能
  • 低コスト
  • OSのバージョンアップ対応が不要

すでに開発済みの機能を組み合わせてアプリを作成するため、短期間でアプリが作成できます。フルスクラッチ開発と比べて、開発期間を大幅に短縮できるためコストも抑えることができます。

プログラミングが不要なため、社内にエンジニアがいない場合でも社内のリソースでアプリを作成することができます。また、アプリ完成後の修正も自分達で行うことができます。

その他、OSのバージョンアップ対応は、サービスを提供しているプラットフォームが一括で行うため、アプリの運用担当者の負担が増えることはありません。

デメリット

ノーコード開発のデメリットは、カスタマイズの自由度が低いという点です。すでに開発されているものを部品として組み立ていくため、基本的には提供されている機能の範囲内でアプリを作成することになります。サービスによっては求める機能が実装されていない場合もあるでしょう。

また、独自の機能も搭載しにくく、オリジナリティのあるアプリを求める方には不向きです。

アプリ開発期間が長くなる理由とは?

アプリの開発期間が計画以上に長引いてしまうと、工数の追加による人件費の増加や他の業務への影響が発生します。開発期間が長くなってしまうのは、次のようなことが原因です。

設計に時間をかけすぎた場合

「アプリ開発の流れ」で紹介したように、開発の企画段階でアプリを作成する目的を決定します。目的以外の機能を詰め込むと、設計に時間がかかりすぎてしまうこともあります。

機能を詰め込むことで工数も増え開発難易度も上がることが、アプリの開発期間が長くなる原因です。

開発途中にトラブルが発生する

アプリの開発途中にトラブルが発生すると、開発期間が長くなります。トラブルには以下のような例があります。

  • 機能の追加
  • 仕様の変更
  • バグの修正

企画段階の要件定義があいまいだと、開発途中に機能を追加したり仕様を変更する可能性が高くなるため、開発工数が追加になる恐れがあります。

開発したアプリの審査が通らない

アプリストアを通じてアプリを配布する場合、アプリの審査を受ける必要があります。アプリが審査に通らなかった場合は開発のやり直しが必要になるため、開発期間が長くなります。

場合によっては、審査が通らなかった理由が明確ではなく、原因探しから始まることも多いです。

作成後にイメージのずれや現場の運用変化による追加修正が発生

アプリ開発を外部に依頼した場合に起こりやすいのが、企業担当者とアプリ開発者との完成イメージのずれです。企画や要件定義の段階で話し合いがうまくいかず、アプリが完成してみたら現場が求めていたものと違うといったことが起こります。完成後に現場が求めたものに近づけようとすると、開発期間が伸びてしまうことがあります。

また、アプリの開発期間が長いと、その間に現場の業務フローが変わってしまい、アプリに求める機能が変わることもあります。アプリの完成後に修正が必要になり、さらに開発期間が長くなるという悪循環が起きてしまいます。現場が求める機能をアプリに盛り込むには業務を深く理解するため、現場への十分なヒアリングと議論が必要です。

現場で使いやすいアプリを最初から作るだけでなく、現場に合わせてアプリを変えていくことも重要です。アプリ完成後も修正が容易であれば、現場の意見を反映しながら、柔軟性のあるアプリになります。

社内に専門知識のある人材がいない

社内にアプリやIT担当者など専門知識のある人がいないため、現場の意見や状況をアプリ開発チームと正しく共有できず、開発期間が長くなる場合があります。

アプリ開発の期間を予定通り進めるためには?

アプリ開発を予定期間内に終了させるために、次のようなポイントを押さえておきましょう。

無理のないスケジュールを引く

あらかじめ、アプリの開発期間を決める際には余裕を持ったスケジュールにしておくことが重要です。余裕のないスケジュールに設定しておくとトラブルがあった際に対応できないだけでなく、企画段階の話し合いの時間を削ってしまうなど、後のトラブルにつながるような時間の節約をしてしまうこともあります。

開発に工数のかからない方法を選ぶ

短期間でアプリを開発したいのなら、ノーコード開発のように開発工数のかからない方法でアプリを作成する方法を選ぶこともおすすめです。また、機能を限定的にしてスモールスタートでアプリ化すると現場の混乱も少なく済みます。

初めてアプリを開発するならノーコード開発がおすすめ

前述した通り、フルスクラッチ開発でアプリ作成するには、色々な注意点があり、アプリ制作会社にお願いしたとしても、要件定義や提案内容の良し悪しの判断など、初心者には敷居が高い部分も多いです。

ノーコード開発なら、難しいプログラミング部分はすでに開発済みなので、誰でも簡単かつスピーディーにアプリを作成できます。まずは現場レベルのスモールスタートでアプリの導入効果を試し、改善しながら運用することが可能です。

例えば、今までシステム化できなかった細々とした日常業務など、現場の小さなリクエストをノーコード開発なら簡単にアプリ化し業務効率化を実現することができます。

また、「社内にエンジニアがいない」「アプリ開発まで手が回らない」といった場合でも、エンジニアに頼らず、社内のリソースで手軽にアプリを作成し、現場のDXを推進することができます。

Platio(プラティオ)ならノーコードでスピーディーにアプリ開発が可能

モバイルアプリ作成ツールPlatio

Platioは、自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで簡単に作成できるモバイルアプリ作成ツールです。業務に合った100種類以上のテンプレートから選ぶだけで、誰でも簡単にアプリを作成し、すぐに導入することができます。ここからは、Platioの具体的な導入事例を紹介します。

棚卸アプリを1日で作成し、40万点を管理する巨大倉庫の在庫管理をスマート化(京セラ株式会社 様)

素材や部品、機器などをグローバルに展開する京セラ株式会社様では、毎日紙のリストを使用して物流倉庫の棚卸を行っていました。巨大な倉庫内では事務所と現場の行き来に10分以上かかり、リストを受け渡すための移動が負担になっていました。また、目視チェックによる人為的ミスが起こることも課題でした。

そこでPlatioを使って棚卸アプリを1日かからず作成し運用を開始。在庫照合が自動化されたことで、目視チェックによるミスがなくなり、在庫の精度が上がり業務全体が改善。
また、リストの受け渡しのための移動も不要になりました。作成した棚卸アプリは、使い勝手の良さから、全国の拠点へ展開が始まっています。

京セラ、Platioアプリ画面

事例の詳細についてはこちらのページをご覧ください。

遺失物管理や点検報告業務を3日でアプリ化し、大幅な業務効率化を実現(株式会社倉敷アイビースクエア 様)

倉敷美観地区でホテルや体験施設、お土産ショップを運営する株式会社倉敷アイビースクエア様では、宿泊システム導入によるペーパーレス化を実現していました。しかし、遺失物管理や施設点検などの細かい業務は宿泊システムでは対応できず、紙による非効率な運用が続いていました。そこでPlatioを導入し、「遺失物管理アプリ」や「施設点検アプリ」など業務に合ったアプリを3日で作成し、ペーパーレスによる業務効率化を実現しました。

繁忙期には月に100件以上の遺失物が届けられることもありますが、場所を問わずスマホから手軽に報告ができるようになり、お客様からの問い合わせにもスムーズに対応できるようになりました。その結果、顧客満足度の向上にも繋がっています。

倉敷アイビースクエア、Platioアプリ画面

事例の詳細についてはこちらのページをご覧ください。

このように「物流」「製造」「サービス業」など、様々な業界の業務効率化にPlatioが活用されています。ご紹介しきれなかったその他の活用事例はこちらの事例集をご覧ください。

           

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